こんにちはアーリーセミリタイア男のぬしです(*・ω・)
今回はお仕事体験談シリーズです。アルバイトではなく社員として働いてた時のお話なんですが、カテゴリーは【アルバイト&派遣体験談】のカテゴリーに入れておきます(笑)
建築現場の仕事
実は僕、大企業サラリーマンとして働く前は、けっこうガテン系のお仕事メインの人間だったんです。
運送屋、倉庫業、港湾関係などなど、様々な肉体労働系のお仕事をやりました。
その中でも割りと長かったのが【建築現場】のお仕事です(*・ω・)
世間一般から見ると、建築現場のお仕事って辛そうなイメージだと思いますが、実際のところどうなのかと言うのを、今回の記事で書いていけたらと思います。
建築現場の作業内容
一口に建築現場のお仕事と言っても、その職種は様々で、例えば建物の基礎を作る人たちもいれば、お庭をメインで作る人たちもいますし、
建物の電気系統を作る人、外装を作る人、塗装をする人、建物を作るための鉄骨を組む人などなど、まだまだ書ききれないほどに様々な仕事があり、多種多様な職人さんが入り乱れるのが建築現場なのです。
その中でも僕がやっていたのは、とある大きな機械を建物に取り付けるお仕事です。
主に災害時に役立つ機械なので、一般宅から商業用ビル、役所に消防署など様々な場所に取り付けに行きました。
穴空け位置決め
機械を取り付けるお仕事といっても、置いて、コンセント入れて、はいおしまい。なんて単純な事ではなくて、けっこうな重労働なんです。
まずは機械を地面と固定する器具をつけるための穴を空けるのですが、その穴が数ミリでもずれると機械の固定穴と合わずに設置ができなくなってしまうので、穴を空ける位置を慎重に決めていきます。
穴空け用のテンプレートがあるのですが、使い込んでるうちにテンプレートの穴が広がり、使い物にならなくなるのです(笑)
なので一回一回メジャーで計り、数ミリのズレも出ないように慎重に印をつけていきます。
ここで狂うと全てが狂うので、慎重に慎重に計ります(*・ω・)
コンクリートにドリルで穴を空ける
位置がきまったら、コンクリートの基礎に機械を取り付けるための、アンカー(留め具)を打ち込む用の穴を電動ドリルで四ヶ所空けます。
これがなかなか難しくて、ただ適当にドリルを突き刺すだけじゃまっすぐ穴は空かないんです。
まっすぐ穴を空けるのにも技術が必要で、しっかり腰を据えて集中して掘り進めていかないと、アンカーをハンマーで打ちこむ時に入っていかないんです(;>_<;)
この穴を開ける作業でつまずくと、全ての作業が滞りますし、なにより穴を空け損ねた場合、コンクリートの幅には限りがありますから、最悪何度も失敗してしまったら基礎屋さんにまたコンクリートを造り直してもらわなくてはならなくなるのです。
なのでこの穴空け作業は、何度も失敗できないけっこう緊張する作業なんです(´⊂_`;)
この仕事を始めて間もない頃に、8回連続で穴を空け損ねてしまい、こっぴどくしかられた事がありました…。あの時の帰りの車の中の、お葬式のような雰囲気を今でも僕は忘れることができません( ̄▽ ̄;)(笑)
数ヶ月もすると慣れてきて、だいぶまっすぐ穴を空けられるようになりましたが、それまでは何度も怒鳴られて叱られました(笑)
アンカーをハンマーで打ち込む
穴が空けられたら次はアンカー(杭のような留め具)を鉄製のハンマーで打ち込む作業です。
アンカーをまっすぐ打ち込まなければ、せっかくまっすぐドリルで穴を空けても台無しになってしまうので、これも失敗できない作業なんです。
アンカーを穴にまっすぐ打ち込むためには、ハンマーを打ち込む手とは逆の手でしっかりアンカーを持っていなければなりません。
ここで怖いのは打ち込む狙いを外してしまい、自分の手をハンマーで潰してしまう事です…(笑)
ハンマーもそれなりの力で打ち込まなければ、アンカーがコンクリートに入って行かないので、けっこうガンガン打ち込むのです。
なので自分の手を叩いてしまった時はそれなりの重症になってしまうんですよね(笑)
この作業のせいで何度か軽く指を潰しました…。ここで指を痛めると色々な作業に響くので嫌なんですよね…(´⊂_`;)
機械を取り付ける
さてドリルで穴を空け、アンカーを打ち込み終わったら、やっとこさ機械の取り付けにかかります。
まずは100kgの土台部分を取り付けます。
これが僕のやってた建築現場の作業の中で一番の力仕事で、100kgの土台部分を、積んであるトラックから足場の悪い建築現場を通り、設置場所まで運ばなくてはならないのです(´⊂_`;)
特に雨の降った次の日なんかは最悪で、ぬかるみに足を取られながら設置場所まで無事にたどり着かなければいけないので、けっこう疲れるんです。
設置台数が多い日は、障害物だらけの建築現場を何往復もしなくてはならないので更に疲れます。
この運搬の行程は2名で作業を行うのですが、長年組んでるパートナーとだとだいぶ呼吸も合いスムーズに行くんですが、息の合わない人とだと転倒や物損に繋がるので注意が必要です。
無事に設置場所にたどり着いたら、今度は機械の土台底にある固定用の穴をアンカーにぴったりはめないといけないので、微調整しながら乗せていきます。
土台と上段の連結
無事にアンカーに土台が固定できたら、今度は機械の上段部分を土台と連結させていきます。
上段部分は70kgほどなので、土台に比べると軽くて、割りと楽な行程ではあります(*・ω・)
無事に乗せられたら、ボルトを留めて固定していきます。
電気の配線
機械が乗ったらお次は電気関係の配線を組んでいきます。
建物から出てる電線を機械に繋げるのと、機械自体の配線を土台と上段とで繋げる作業があります。
配線といってもコードをソケットに差すだけのような簡単なものではなくて、電線の外皮をニッパーやストリッパーという器具で剥く作業から始まります。
ここで気を付けなくてはならないのは感電ですね…。100Vほどなら「痛っ!」で済みますが、扱ってる機械によっては皮膚に穴が空きますからね…(´⊂_`;)
ニッパーの先が電気の衝撃でぶっ飛んだりもしますからね( ̄▽ ̄;)(笑)
必ず通電していない状態で作業しましょう。
室内の配線
外の機械の配線が終わったら次は、室内側の配線と機器の取り付けを行います。
ここは正直いって外の作業ほど大変な事はないので、ここまできたらもうあとは楽チンです(*^^*)
あとは通電確認や試運転をしておしまいです!
片付け!
全ての作業が終わったら、配線のゴミや、ネジなどが作業していた場所に落ちていないか確かめつつ、掃除と工具の片付けをしていきます。
壁を塗ったりする職人さんなど、他の職人さんがまた次に作業をするので、ゴミや工具などの忘れ物がないようにしっかり片付けをします(*^^*)
監督に報告
ここまで終わったら、作業が完了したことを現場監督に報告して、会社の事務所へ戻ります。
これでざっくりとですが、だいたいの作業の流れはおしまいです(*^^*)
次の日の準備
会社に戻ったら作業報告書などを書いたり、次の日の現場の荷物を車に積んだりして、終わったら帰宅です(*^^*)
遠い現場だと早朝に出発して、帰るのは夜ですね(笑)
長い1日
というわけで今回は建築現場の1日の一例を長々と書いてみましたがいかがだったでしょうか。
文字だけでみるとだいぶ大変そうですが、けっこう慣れると楽しいものですよ(*^^*)
なにせオフィスワークとは違って、ムカつく上司や、かしこまった電話対応もないので、気分的にも楽ですしね(*^^*)
ではではご閲覧ありがとうございました!ぬしでした(*・ω・)
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